2015年07月07日

上実下虚は 冷えのぼせのような症状と言いましたが

この様な方は 東洋医学的に診て腎虚証や肝虚証タイプ

の人が多いようですね。 14340932413130.jpg

実際に私が行なっております 経絡治療はまず本治法

と言って腎虚証であれば経絡上の肺経の尺沢(しゃくたく)と

腎経の陰谷(いんこく)を鍼で補います。そうすることによって

からだ全体の気のバランスが調整されて生命力が元気になります。

その後は標治法と言って一般的な局所治療を行なっています。

こういった治療をしていくことにより自然治癒力や

免疫力がアップしてからだの状態が改善していきます。

ほんと東洋医学というのは、不思議で面白い医学だと思います。
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2015年07月06日

東洋医学 鍼灸では 人のからだを上から三等分して

上焦 中焦 下焦としました。上焦は胸から上で

中焦をおなかの部分で、下焦を腰から下の部分としました。 14361688539550.jpg

上実下虚と言うのは、上が実していて、下が虚している状態

つまり俗に言う「冷えのぼせ」の事をさしています。

これは40代から50代の女性の方に多くホットフラッシュや

のぼせ等がこれにあたります。

本来陽気は上から下に巡り、陰気は下から上に行きますので

頭が涼しく、足が暖かい(頭寒足熱)状態を健康と見ます。

鍼灸の経絡治療では、こういうからだのアンバランスの状態を

脈診をしてやしっかり整えて健康に導いていきます。

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2015年06月24日

最近は 諫早病院や大村のなどの総合病院はDrの紹介状

がないと行かれなくなりましたが、それでもいつ行っても満員ですね。

最近は確かに高齢社会になり、今日は内科、明日は眼科明後日は

耳鼻科と病院通いをされる方も珍しくはないかと思います。 14351288608210.jpg

私が行なっている鍼灸治療の歴史を振り返ると

治療の目的は「いかに健康で長生きさせるか?」かが始まりだったと

言われています。それも最初は一般人ではなく王様やお后様が

対象だったと古い本に書かれています。それこそ昔は今みたいに

検査機器や何もなかった時代ですから 漢方医や鍼灸師が

病気をみたら、まず生きる病気か死ぬ病気かを四診や脈診などで

判断していたそうです。従って未病を治すと言うのは

病が進行するのを予測して治療をしていたと言われています。

これからの時代は病気になって病院にいくよりも

病気になりにくい身体創りが大切になってくると思います。

そこに鍼灸治療が、痛みだけではなく、健康管理のお手伝い

いわゆる養生法としてお役に立っていければよいと思います。
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2015年06月12日

この言葉は我々の生きている森羅万象の法則で

一日の中の朝になると太陽が昇り、夜が来ると日が沈む

という、いわゆる日没のことにもなると思います。

今の季節は夏で季節の脈も洪脈で微洪の脈状が平脈

つまり健康の脈といわれています。


東洋医学の考え方に「人は天地陰陽の法則に従えば生き

逆すれば死ぬことになる」という文章が出てきます。

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つまり今の時期に起居常にして生活をしてバランスの良い

ものを食べて養生すれば健康に過ごせるという意味でしょうか・・・?

ですから夏なのに冬の沈んだような脈状をしているのは良くないと言う

意味になるかと思います。

人の身体は前面が陰で背中の方が陽と言われています。

そして陽の気は上から下に巡り陰気は下から上に上り

陰陽のバランスをとって頭寒足という健康状態を

保っていますが、更年期障害等から来るホットフラッシュは

自律神経の乱れからか顔がのぼせて足が冷たくなっています。

私の行なっている経絡治療(けいらくちりょう)は

六部定位脈診によって内臓の気のバランスを鍼灸を用いて

補寫して治療に導く伝統医術といわれています。
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2015年06月06日

今日は朝から晴れ間もあり梅雨の中休みという感じですが

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この時期になると急に腰が痛くなったとか、坐骨神経痛

になったようだとか肩が凝ってとてもつらい・・・・。

と言われる人が増えてくるように思います。
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2015年05月14日

昨日のこころと身体は心が先と申しましたが

そのことについて追加と補足の説明です。

東洋医学では人間の様々な感情が五臓六腑に

影響すると考えていました.

思い過ぎれば脾を破り→くよくよと考えたり取り越し苦労は胃腸の働きを弱める。

怒りすぎれば肝をやぶる→イライラしたり、よく怒る人は肝臓が弱る

憂い、悲しみ過ぎると肺を破る→愚痴をよく言ったり、憂うと風邪を引きやすい

恐れ、驚きすぎると腎を破る→怖がりの人は腎を弱くしますよ

笑い過ぎると心を破る→あんまり笑い過ぎると心臓に負担がかかりますよ。

と言う意味の内容いわゆる内因が著されています。

でもこれはにわとりと卵の関係もあるとは思いますが

後にハンス・セリエのストレス学説にもつながっています。

現代流に言うと「気分が良いと言うのは、精神が安定している」

と言うことにもなるのかもしれませんね。

鍼灸経絡治療では、例えば脈をみて肝虚証という場合

難経69難にもとづき、肝経と腎経のツボを補うと本当に

不思議なくらいに脈が穏やかになり、気分も軽くなります。 14315649229850.jpg
posted by てるお鍼灸院 at 09:57 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは

2015年04月24日

主に50才前後の年齢層に好発する非外傷性の疾患で

鍼灸の適応症とされていますので、今まで多くの方を

治療させていただきました。 14298433758110.jpg

症状としては 前腕を挙げたりすると痛みが出て挙げられなかったり

またじっとしていてもうずいたりして自発痛がある場合など様々

ですが、長頭炎や腱板炎長引くと石灰沈着性腱板炎などにもなることも

ありますので注意が必要なこともございます。鍼灸治療は比較的に早めに

受診されると良いと思いますので お気軽にご相談ください。
posted by てるお鍼灸院 at 12:07 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは

2015年04月20日

こりゃまた失礼しました。

自分だけ分かっていたって仕方がないですね。

百会(ひゃくえ)の場所は頭頂部の真ん中です。

経絡では、太陽膀胱経 少陽胆経 少陽三焦経

督脈経 肝経のそれぞれの経絡が会う場所になります。

ちなみにこのツボを試しに平手で軽くたたいてみてください。

不思議と気持ちが落ち着いたりします。また頭のてっぺんに

お尻の痔のつぼがあると言うのも実に不思議なと言うかおもしろいですね。
posted by てるお鍼灸院 at 14:42 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは



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きのう「駆け込みドクター」という番組を見ていたら

色々の分野のドクターが質問に答える形式のものでしたが

東京の有明医療大学の教授が若い女性の腰痛を訴える患者の

診察を行なってましたが、まさに東洋医学的な望・聞・問・切

をもちいていたところが目に留まりました。その問診の中で

お通じは?という質問が出ていましたが西洋医学から見たら

関係ないような質問のように思えますが、腰とおなかは裏表であり

ますから 大いに関係するところですから大事な問診と思います。

そこで女性が便秘と答えたところで紹介されたツボが百会でした。

このツボは自立神経の安定や不眠症や痔のツボとしても有名です。

教授は四診(望・聞・問・切)の流れとして腹診や脈診を行なって

いたところがとても印象に残りました
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本当に東洋医学の漢方や鍼灸は奥が深く、自然に合わせた医学だな

とつくづく思ったしだいです。
posted by てるお鍼灸院 at 09:29 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは

2015年04月07日

4月は 新しい職場や環境で仕事や生活をする方も

おられると思いますが、緊張してストレスもあるでしょう。

東洋医学から見ると この時期は肝臓に負担がかかるので

経筋病で首筋から肩にかけてや腰から下枝にかけての

筋肉が筋張り安くなっていますのでこりも出てきます。

そしてまた身体も疲れやすく倦怠感やイライラして不眠症に

なることもあると思います。 IMG_20131123_141814.jpg

こういう時は 軽い運動をしたり カラオケで声をだしたりして

ストレス解消をして 緑黄色野菜やたんぱく質やビタミンB群

をとると良いといわれてます。

それでも症状がすっきりしないときは 是非東洋医学の鍼灸治療を

受けてみてください。特に経絡治療は体のバランスを調整しますので

とてもすっきりして楽になりますよ。−お気軽にご相談ください。
posted by てるお鍼灸院 at 16:53 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは