2014年07月11日

東洋医学では人は この世に生まれた瞬間というか

生命を頂いたときの気を先天の気と言われています。

これは ある意味で いわゆる生命力とでも言うのでしょうか?

そして生命が誕生してからは母親からの栄養素や母乳などに

よって成長をしていくわけですが この栄養を頂いてからのエネルギー

を後天の気と呼んでいます。

ですから夏ばてをして食欲が落ちると後天の気が弱くなり

気力 体力やる気などが衰えてきますので やはり人間はしっかり

食べて元気になるということだと思います。

夏は暑いですからつい冷たいものばかりを好みますが

火を通したバランスの良い料理をたべて元気過ごしたいものですね。

気は 天気 空気 元気 電気 など目に見えませんが 人間の

五感で感じるものだと思います。

だから電話の声だけで元気そうだとか あまり元気が無いと言うのも

声の感じから相手の気を察知しているので分かるのかもしれませんね。

東洋医学は この気を大切に考えていると思います。
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2014年07月08日

このツボは とても有名な不思議なツボです。

まさに女性の三里といわれるくらい 女性の強い味方のツボです。

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まずこのツボは 逆子が返る事でも大変よく使われます。

また安産のツボでもありますので 三陰交にお灸をすえると

安産になるといわれています。そして女性の更年期障害の時や

生理不順や生理痛の時や冷え性などにも大変役立つツボです。

ツボのとり方は内くるぶしから指4本(一指し指〜小指)を置いたところです。
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2014年06月21日

この時期は気温が上がり そして湿度も上昇してくると

いわゆる日ごろは そんなになくても起こりやすくなるのに

神経痛(三叉神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛等・・・)や

リュウマチ 腰痛 膝の関節痛などがあると思います。

東洋医学 漢方では 水毒といって体の中の余分な水が

原因のひとつになって起こるといわれています。

もちろん人間の体は70%が水(20代の若い時)ですが 年をとると

だんだん少なくなっていき60を過ぎると60%代になるといわれます。

これは体にとっていわゆる必要な水分で 赤ちゃんは みずみずしい

ですよね。年をとる 老化することは枯れていくことだとも言われます。

しかし悪さをする水は自由水と言って東洋医学では水毒といいます。

膝から水を抜いた経験の方も折られるかもしれませんね。

漢方薬では ぼういおうぎ湯などが使われますけど 鍼灸もで

よく効果がありますので 是非体験してみてください。
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2014年06月10日

東洋医学から見た 病気の原因は 内因 外因 不内外因と

言われていますが これはどんな意味があるのでしょうか?

まず内因は 七情の伝変(怒 思 憂 悲 笑 恐 驚)

になります。これは「怒り過ぎると肝を破る」のごとく

日ごろからイライラしたり 怒りっぽい人は 肝臓病を引き起こしますよ。

ということになります。

人の感情や精神 心が病気の原因なにっているいることです。

思いすぎると脾をやぶり 憂い悲しみすぎれば肺を破り

笑いすぎると心を 恐れ驚きすぎると腎を破ると言われてます。

そして外因は 風 寒 湿 燥 熱と言われるように今の季節は

湿度が高いのでいわゆる湿邪と言って湿度が原因で病気が起こります。

つまり外的要因ですね。この時期は湿邪で神経痛やリュウマチなどが

出やすくなります。


そして不内外因とは 飲食労倦や房事過多 つまり食べすぎ、飲みすぎ

や房事の多いことから病むということになります。

夏ばてをしないようにビタミンB群(うなぎ レバー しいたけなど)

を食べてお風呂でさっぱりして 睡眠を十分とり足の土踏まず(湧泉)を

青竹なで踏んで頑張りましょう。
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2014年06月07日

お灸って言うと熱いってイメージが あると思いますが

お灸も 透熱灸 打膿灸 知熱灸 灸頭鍼など色々です。

その中でも知熱灸や灸頭鍼は 実はとても気持ちよいお灸です。

もちろんそのやり方は その時の状況によって 判断して施術いたします。

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通常のお灸も 今は灸点氏というものを先においてからしますので

ほとんど熱くなく後もつきませんので安心して 受けてもらいます。 14021118123430.jpg

ですから 鍼は 痛いし怖いとかお灸は熱いと思ってる方は ぜひ

体感してもらいたいと思っております。

東洋医学の 鍼灸療法は 人にやさしい医術だと思います。
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2014年05月14日

この時期は 当院に来られる患者さんの中でも腰痛症や

坐骨神経痛の方が結構いらっしゃいます。

腰の悪い方は 以前ぎっくり腰やヘルニアなどの経験

のある方が大半です。鍼灸のツボは大きく分けて

腎愈型 志室型 大腸愈型(じんゆ型 ししつ型 だいちょうゆ型型)

に分けられます。 14000566858060.jpg

でも最近では すべり症からくる下肢のしびれる方や

脊柱間狭窄症からくる歩行継続ができない方などもいらっしゃいます。

足腰は とても大切な場所ですから 腰痛や坐骨神経痛の方はお気軽にご相談ください。
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2014年05月09日

このツボは 江戸時代にも「健康で長生きしたけりゃ三里穴にけむり絶やすな」

と言う川柳が残っています。昔の人の旅は 宿場から宿場に歩いていました。

そこで一里は今の4キロですから三里にお灸をすると12キロ歩けると言う

意味に捉えがちですが 昔は今みたいに水道局がありませんので

たとえば 長崎から諫早さらに大村と旅した場合に 水が違って

水あたりや食あたりを起こしていたのかも知れませんね。

そこで三里にお灸をすえると胃酸が出てこれを防いだと言われてます。

実際 足の三里は慢性消化器疾患 蓄膿症 坐骨神経痛 保健(長寿)

などの効能が紹介されています。


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これからの季節で食欲が落ちる方にも有効なツボと思われますので

お試しください。
posted by てるお鍼灸院 at 11:39 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは

2014年03月19日

経絡は 我々の全身に14本の流れのあるもので

JRで言うと 長崎線や鹿児島線や大分線などが経絡に

そしてその線の上にある駅が ツボに当たります。

この様に考えてもらうと 分かり易いと思います。 13952171021170.jpg

そしてツボは「内臓体壁反射点」と思ってもらえばよいと思います。

例えば足の三里は、胃腸の調子を整えて食欲を増すツボになります。 13952173652981.jpg

本当に東洋医学は 不思議で面白いと思います。
posted by てるお鍼灸院 at 17:31 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは

2014年03月07日

経絡治療とは 「すべての疾病を経絡の虚実状態として

把握し、それを主に鍼灸を用いて補瀉し治療に導く伝統医術である」

と言われていますが 補瀉とは 弱いところを補い 強すぎるところ

を弱めると言いますか いわゆるまさにバランスをとることだと思います。

春は 五行説の中では 肝になりますので 肝が虚して「肝虚」になると

イライラして不眠 目が疲れて 肩や腰の筋肉が筋張りやすくなりなります。

従って肝虚を補うために肝と腎を補うことになります(難経69難)

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2014年02月24日

鍼灸治療は 一般に痛いのを治してくれるという

イメージが あるかもしれませんが もともと4000年前は

いかにして健康で長生きできるかというコンセプトで

スタートしました。 いわゆる予防医学としての鍼灸治療でした。

私が行っている「経絡治療(けいらくちりょう)」も最初は

本治法と言って脈などみて その人の「気の調整」を行ってから

その後に標治法といって症状に対して鍼を行います。

つまり 本治法を行うことによってその人の気を調整しますと

自然治癒力や免疫力がアップしますので 病気を治そうと言う力が

発揮されるのだと思います。



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posted by てるお鍼灸院 at 09:43 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは