2020年01月24日
2020年01月22日

鍼灸治療に初めて来る人の中には一発で治る
と言うイメージで来られる方もおられますが
鍼灸の起源は「いかにしたら健康で長生き出来るか?」
というもので始まりました。それは人間が自然の中で
生かされていることを前提として季節の脈を打ってるか
春は弦脈、夏は洪脈、秋は毛脈、冬は石脈
あるいは病気をしたらこの病は生きるか死ぬを見極めて
治療をしていました。昔は血液検査やMRIなと
機器もなかったので、一人の人間の顔色、艶や舌
を診たり、臭いをかいだり、腹診や脈診、触診など
を通じて五感を駆使して診察していました。
日本にも貝原益軒という学者が養生法という書物
を残してますが、東洋医学と相通じる物があると
あると思います。私がおこなってる鍼灸施術は
経絡治療で、気血を調整してからだのバランスを
保つ方法なので免疫力も上がると思います。
今や人生長寿の方が増えてますがお互い
元気で長生きしたいものですね。

2020年01月15日
2020年01月10日

東洋医学の考え方に未病がありますが
これは未だ病まざるを治すというもので
辞書をひくと病気とまでは言えない前段階の状態
と書いてあります。一般に西洋医学の場合は
血液検査や画像検査によって病気を見つけますが
東洋医学は未病と言って四診(望・聞・問・切)で
人の健康状態を察知し、治療方針を決める。
望診:人の顔色や艶、舌の状態を診る
聞診: 声の高さや大きさを聴いたり臭いをかぐ
問診:既往歴や現病歴 主訴などや生活環境を聞く
切診:脈の状態や経絡などを触診する
このような方法で行うのが東洋医学だと思います。
ですからある意味で予防医学言えるかもしれません。
多くの皆様は東洋医学鍼灸は痛みを治すのが専門と
思っておられる方が多いと思いますが、本来は
今は元気でもこれからの病気予防の治療医学だと
私は思っております。まさに未病を治すのが
東洋医学の役割と考えます。

2020年01月08日

4000年前まだ何もなかった頃ハリ。きゅうが
始まったと言われてます。人々は自然環境の中で
いかにしたら病気が治るか、健康でいられるかを
繰り返し繰り返し研究してハリやお灸をそして
身体のツボを見つけて治療を始めていたと思われます。
ハリは石器の物から始めてお灸はもぐさからつくりました。
言ってみればまさに自然の物を使った自然医学だったと
思います。今日受け継がれてきた鍼灸治療は様々な病気
に対して人々の健康回復に役立ってきたのだと思います。
鍼灸治療は気。血の調整をすることによって誰もが持ってる
自然治癒力を発揮させて免疫力を高めて病気の予防や治療に
効果を表わしてきたと思います。

「ハリ灸はなぜ効果があるのか」と科学的にも
研究がされていますが、気、血は目に見えるもの
ではないので、すべてが解明されることは
むずかしいとは思いますが、人の健康に役立つ
ことは4000年の歴史が物語っていると思います。