2020年10月30日
久しぶり来られた患者さん2回目の方で首凝りと肩が凝ると言われましたので
脈診をすると「肝虚寒証」という証でしたので腹診をして確認して
本治法(証に従って経絡のバランスを整える方法)をしました。
この場合は足にあるツボで隠白、太衝、太谿(足先と足首にあるツ
するとその時不思議と肩の凝りと首の痛みが半減している感じになります。
施術を受けた患者さんもびっくりされました。もちろんその後で肩や首のまわりのツボにも
軽くハリや紙を敷いた上からのお灸もいたしますが、思いますのに経絡のバランスを
取ることによってからだが反応して自然治癒力が発揮されたと考えます。
鍼灸って本当に不思議で面白いとつくづく感じておるところです。
2020年10月14日
それは「志室(ししつ)」と言うツボで腰椎の2〜3番の横3寸(薬指から小指までの長さ)
にあるツボで足の小陰腎経に属するツボになります。前回のブログでも紹介しました様に
腰の痛い人がよく訴える場所になりますが、今日の新聞にはストレスからの原因もあると
書かれていました。ストレスがあると血管は収縮して血がドロドロになると言われます。
今やストレスのない人はいないと思いますが、殆どの人が何らかのストレスを感じてる
と思います。この志室というツボは腎経ですので湧泉(ゆうせん)のツボ(土踏まずの場所)
青竹踏みやゴルフボールなどで刺激するのも良いと思います。
そして腰痛のある人は人参、レンコン、ごぼう、大根など根のある物を食べて
お風呂で腰湯をして暖まって頂くのも良いと思います。
2020年10月10日
鍼灸経絡治療(けいらくちりょう)の脈の見方は両方同時にとります。
手首に近い方から寸関尺として左は寸が大腸、肺 関が胃、脾、尺を三焦、心包
右の寸は小腸、心 関を胆嚢、肝臓、 尺を膀胱、腎臓として五臓六腑として診ます。
脈の状態も七表、八裏、九動の脈状で24種類有りまして季節の脈を
春は弦脈、夏を洪脈、秋を毛脈、冬を石脈としています。ですから
ある程度元気で健康な人は季節の脈の状態に合せて打ちますので、
人間も季節の変化に応じて自然に生かされていると思います。
そして例えば腰痛の場合は沈弦(沈んで弦楽器の弦のような脈)を表わしますし
下痢をしたときは沈数(沈んで早い脈)を打ちますしまた風邪の時は濇脈(しょくみゃく)
拍動が滑らかではなくつまづいた様な脈になります。
ほんの一例を示しましたが、東洋医学の経絡治療の脈診は奥が深いです。
昔から脈診3000人と言われて3000人診たら少しは分かると教えられました。
私もまだまだ未熟者ですがこれからも精進していきたいと思います。
2020年09月30日
肩こりと言っても原因は色々だと思います。同じ動作を繰り返す事から起こる動作性の
肩こりは、この頃は少なくなっているのではないかと思われます。
機械されたり家の中では洗濯機や掃除機、炊飯器など家電製品のオンパレードですよね。
「だからなーんもせんのに肩が凝る」という方が増えてます。
東洋医学的に診ると右肩の凝りは肝臓の疲れと水毒で左肩の凝りは胃腸の弱りと瘀血
が原因とされていますが、最近はスマホやパソコンのやりすぎなどが原因で
凝る人もおられるかもしれません。またストレスからの要因もあって
目の疲れ 首筋の凝り 肩がこるなどの症状を持っておられる方もいらっしゃる
かと思います。鍼灸は血流をよくしてくれますから効果があります。
お気軽にご相談ください
2020年09月25日
皆さんはハリ灸というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
恐らく殆どの人がハリは痛い お灸は熱いという思いがあるかと思います。
ツボの話で言いますと痔のツボは頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)が効きますし
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女性の更年期障害には三陰交(さんいんこう)が有名なツボですし逆子のかえるツボ
としてもよく知られているツボで本当に不思議な効果をあらわします。
また風邪を良くひく人や呼吸器系の疾患には孔最(こうさい)が良く効きます。
ツボにハリをすると私達のからだは異物が入ったと思って白血球が増えます。
そのことによっていわゆるからだの自衛隊が活性化されて免疫力が上がると言われてます。
私の行っている経絡治療は先ず五臓六腑に関連している経絡のバランス状態を
脈診や腹診で伺い経絡の変動を整える事によってその威力が発揮されると思ってます。
秋の彼岸も過ぎて朝晩が涼しくなりましたので秋の訪れを感じるこの頃ですが
我々のからだは常に恒常性維持機能を保ちながら生きていると思われます。
鍼灸は血流を促し気のバランスを取ることが大きな役目になると思います。
季節の変化に対応して毎日元気で過ごせるためにも鍼灸は役に立つと思います。
2020年08月19日
2020年08月17日
お天気は最高に良いけど暑いですね
連日各地で熱中症で緊急搬送される方の
ニュースが報じられてますが皆さん用心
して下さい。東洋医学では病気の原因を
3つに分けていますが、その一つに外因
風 寒 湿 操 熱(火)があります。
例えば風は風邪と言って風の邪と書きます。
いわゆる自然の外気の環境が身体に影響する
事だと言われてますが、これとても人の免疫力
が大いに関係しています。夜更かしや、寝不足
アンバランスの食事や心が病んでるときは当然
外因の影響を受けると思います。
このところコロナ禍でイライラしたり、
落ち込んでいる人もおられると思いますが
出来るだけプラス思考に気持を切り替えて
しっかりと養生していけばこの夏も元気で
乗り越えていけると思います。
手洗い、うがい、マスクは当然ですが
十分な睡眠とバランスのとれた食事、
水分補給をしっかりして頑張りましょう。

