2020年02月25日
東洋医学の大変重要な考え方に五行説
と言われるものがありますが、これは
人の五臓六腑を木 火 土 金 水と
と言うものに当てはめたものになります。
木は肝・胆で目や筋肉を司ると言われて
火は心と小腸で舌や血脈を司さどります。
土は脾・胃で肌肉や唇を司り
金は肺と大腸で皮膚や皮毛を司ります
水は腎と膀胱で耳や骨を司る言われてます。
また五志というものがあって各臓器と感情
を結びつけていて七情の伝変としています。
これは「思いすぎれば脾を破る」という
表現はあまり考えすぎたり、取り越し苦労
すると胃腸病になりますよと言ってます。
以下 怒り過ぎると肝を破り、憂い悲しみ
過ぎと肺を破り、笑い過ぎると心をやぶり
恐れ驚き過ぎると腎を破ると記されてます。
現代流に言うと人間の感情が過ぎるとストレスに
なって病気をする原因にもなりうると言ってます。
まあ簡単に五行説をお話しするとこういうことですね。
2020年01月29日
2020年01月24日
2020年01月22日
鍼灸治療に初めて来る人の中には一発で治る
と言うイメージで来られる方もおられますが
鍼灸の起源は「いかにしたら健康で長生き出来るか?」
というもので始まりました。それは人間が自然の中で
生かされていることを前提として季節の脈を打ってるか
春は弦脈、夏は洪脈、秋は毛脈、冬は石脈
あるいは病気をしたらこの病は生きるか死ぬを見極めて
治療をしていました。昔は血液検査やMRIなと
機器もなかったので、一人の人間の顔色、艶や舌
を診たり、臭いをかいだり、腹診や脈診、触診など
を通じて五感を駆使して診察していました。
日本にも貝原益軒という学者が養生法という書物
を残してますが、東洋医学と相通じる物があると
あると思います。私がおこなってる鍼灸施術は
経絡治療で、気血を調整してからだのバランスを
保つ方法なので免疫力も上がると思います。
今や人生長寿の方が増えてますがお互い
元気で長生きしたいものですね。
2020年01月15日
2020年01月10日
東洋医学の考え方に未病がありますが
これは未だ病まざるを治すというもので
辞書をひくと病気とまでは言えない前段階の状態
と書いてあります。一般に西洋医学の場合は
血液検査や画像検査によって病気を見つけますが
東洋医学は未病と言って四診(望・聞・問・切)で
人の健康状態を察知し、治療方針を決める。
望診:人の顔色や艶、舌の状態を診る
聞診: 声の高さや大きさを聴いたり臭いをかぐ
問診:既往歴や現病歴 主訴などや生活環境を聞く
切診:脈の状態や経絡などを触診する
このような方法で行うのが東洋医学だと思います。
ですからある意味で予防医学言えるかもしれません。
多くの皆様は東洋医学鍼灸は痛みを治すのが専門と
思っておられる方が多いと思いますが、本来は
今は元気でもこれからの病気予防の治療医学だと
私は思っております。まさに未病を治すのが
東洋医学の役割と考えます。
2020年01月08日
4000年前まだ何もなかった頃ハリ。きゅうが
始まったと言われてます。人々は自然環境の中で
いかにしたら病気が治るか、健康でいられるかを
繰り返し繰り返し研究してハリやお灸をそして
身体のツボを見つけて治療を始めていたと思われます。
ハリは石器の物から始めてお灸はもぐさからつくりました。
言ってみればまさに自然の物を使った自然医学だったと
思います。今日受け継がれてきた鍼灸治療は様々な病気
に対して人々の健康回復に役立ってきたのだと思います。
鍼灸治療は気。血の調整をすることによって誰もが持ってる
自然治癒力を発揮させて免疫力を高めて病気の予防や治療に
効果を表わしてきたと思います。
「ハリ灸はなぜ効果があるのか」と科学的にも
研究がされていますが、気、血は目に見えるもの
ではないので、すべてが解明されることは
むずかしいとは思いますが、人の健康に役立つ
ことは4000年の歴史が物語っていると思います。