人は誰でも生まれてから死ぬ定めが
ありますが、東洋医学では死ぬ時に
現わす脈状を「七死の脈」として
脈の状態を表わしています。それは
○ 雀啄・・・雀が物をついばむの如し
○ 屋漏・・・雨漏りが連なり落ちて又止まるが如し
○ 弾石・・・石をはじくが如し
○ 解索・・・乱れ縄を解くが如し
○ 魚翔・・・池の中の鯉をつかんで逃がした如し
〇 蝦遊・・・蛙が水中に遊んで水の底に入り再び水面に現るが如し
〇 釜沸・・・指の下に湯が沸きたるが如し
私も今までに祖母と母の脈を診たときに
祖母は魚翔の脈で、母は解策の脈だったと
思います。昔は今みたいにMRIやCTなどの
検査機器がなかったので病んでる人を診るのに
必ず脈をみて生きるか死ぬかを見極めていた
と思われます。もちろんこれは東洋医学で
現代医学からみたエビデンスはありませんが
脈を診ることによって季節の脈か健康の脈かなど
をしっかりつかんで鍼やお灸をしていたと思います。
最近はコロナで亡くなる人も増えてますので
気になるところですが、人の寿命は生まれる時に
約束して生まれてるということを言ってる人も
います。お互い死ぬまで元気で天寿を全うしたいですね。