2020年07月27日

人が亡くなる時に打つ7種類の脈

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人は誰でも生まれてから死ぬ定めが

ありますが、東洋医学では死ぬ時に

現わす脈状を「七死の脈」として

脈の状態を表わしています。それは

○ 雀啄・・・雀が物をついばむの如し

○ 屋漏・・・雨漏りが連なり落ちて又止まるが如し

○ 弾石・・・石をはじくが如し

○ 解索・・・乱れ縄を解くが如し

○ 魚翔・・・池の中の鯉をつかんで逃がした如し

〇 蝦遊・・・蛙が水中に遊んで水の底に入り再び水面に現るが如し

〇 釜沸・・・指の下に湯が沸きたるが如し

私も今までに祖母と母の脈を診たときに

祖母は魚翔の脈で、母は解策の脈だったと

思います。昔は今みたいにMRIやCTなどの

検査機器がなかったので病んでる人を診るのに

必ず脈をみて生きるか死ぬかを見極めていた

と思われます。もちろんこれは東洋医学で

現代医学からみたエビデンスはありませんが

脈を診ることによって季節の脈か健康の脈かなど

をしっかりつかんで鍼やお灸をしていたと思います。

最近はコロナで亡くなる人も増えてますので

気になるところですが、人の寿命は生まれる時に

約束して生まれてるということを言ってる人も

います。お互い死ぬまで元気で天寿を全うしたいですね。


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posted by てるお鍼灸院 at 12:04 | ◆ 当院のご案内