2021年11月06日

東洋医学 鍼灸と漢方は予防医学だった

16361680433400.jpg

一般に皆さんは鍼灸とか漢方は痛みを和らげたり

風邪をひいたときの葛根湯の様に症状を改善する

イメージをお持ちだと思いますが、もともと病気の

予防としてといかにしたら健康で長生きできるかが

大きな目的だった思われます。例えば漢方薬で八味丸は

中高年の保健薬として用いられて、鍼灸では王様や陛下

の健康維持や病気の予防の目的で施術されていたようです。
16361688939060.jpg

私は鍼灸師としての立場から鍼灸施術は痛みの緩和だけではなく

からだの気血の調節と陰陽のバランスを整えることによる

病気の予防を主たる目的として自然の季節の変化に体が

調和して生かされているかを脈診や腹診などで把握して

施術を行う 言ってみれば鍼灸は養生法だと考えます。

16361698306561.jpg

素門という古医書に「平人気象論」には

平人(健康な人のこと)は)「春の脈は微弦を平とする」

と書かれていますか、春に健康な人は少し弦脈を

打ってる人を言ってるようですので元気な人は

春夏秋冬の季節に調和して生きてる人と位置ずけました。

季節の脈は春は弦脈、夏は洪脈、秋は毛脈冬は石脈

ですから、人間も自然に生かされている以上季節によって

からだも変化をするのかもしれません。

東洋医学はある意味深いと思います。


14142899792130.jpg
posted by てるお鍼灸院 at 12:56 | ◆ 鍼灸治療とは