この本は難経と言っておよそ3000年以上前に書かれた
鍼灸治療のバイブルだと思いますが、漢文は難しく
なかなか読めないので、解説書で勉強しています。
この難経は1難から81難まで鍼灸治療の仕方を詳しく
書かれていて臨床の立場からとて重要な治療法則になります。
中でも難経69難は「虚するものはその母を補い実するものは
その子を寫せ」と述べられていますが、鍼灸経絡治療において
代表的な治療法則が述べられています。
人間のからだには14の経絡とその上に361のツボが
ありますが、14の経絡はすべて我々の五臓六腑に関係してる
で足から始まる経絡が6本と手から始まるのが6本と
からだの正中線と背中にそれぞれ2本で14の経絡になります。
わかりやすくいうと経絡はJRの各線でツボは駅になります。
例えば足の厥陰肝経は肝臓に関係してる経絡ということに
なりますので、望診(顔色や艶をみる)や聞診(声の強弱や高さを聞く)
また人の臭いをかぐたとえば(肺の弱ってる人は生臭い)
問診(主訴や症状を尋ねて食欲、睡眠、大便などを聞く)
そして脈診(両方の手首の脈の状態を診る)や切診(経絡の部分を触診)
そして経絡の虚実状態を把握して主に鍼灸を用いて治療に
導く伝統医術になります。
私は、鍼灸をはじめて40年以上たちますが
東洋医学は奥が深い自然医学だと思いますので
まだまだ未熟者で研鑽していかないと・・・と思ってます。
やはり生涯学習ですね!(^^)!