経絡と言う言葉はあまり耳慣れないかも
しれませんが、NHKのテレビでも紹介されたように
私達のからだには五臓六腑に関係する経絡が14あります。
例を挙げると肝経、胆経、腎経、膀胱経、脾経、胃経などの
経絡があります。たとえて言うならJRの路線の如きです。
長崎本線、鹿児島線、大分線の路線が経絡で駅がツボに
なります。経絡治療では主に脈診や腹診などによって
すべての疾病を経絡の虚実状態として把握し、それを
主に鍼灸を使って補寫して治療に導く伝統医術です。
実際に脈診をして例えば肝虚証とすれば肝経と腎経を
補う事になりますが、肝が虚すれば一般に目の疲れや
筋肉の凝り、不眠症やイライラ、疲れやすいからだ
になりますので本治法で、経絡のバランス
を取ることは先ず上記の症状が軽減されます。
その後に肩の痛みや腰痛などの局所治療を行います。
私も臨床経験を40年あまり持っていますが
これまでに自分でも驚く様な効果を経験しました。
もちろん慢性疾患などは継続しての治療が必要ですし
難しい病気も多々ありますので一概には言えませんが
鍼灸経絡治療にはときめきと感動があります。