東洋医学鍼灸の四診の中に脈診(切診)が
あります。これは左右両方の脈を同時に診る
事によって五臓六腑の気血や陰陽を探ります。
我々人間は自然の中で生かされてる存在ですから
季節の変化に応じて脈の状態もかわります。
春は弦脈、夏は洪脈 秋は毛脈 冬は石脈を
うちます。これはからだも季節の変化に応じて
変ると言うことでしょうか?今は夏ですから陽気が
盛んですから洪脈の脈状を打つ人は健康ですが
この時期に冬の脈石脈(沈んだ脈)をうつ人は
身体に何らかの異常があるかもしれません。
実際に脈の種類は7表八裏九動の脈で二四種類
あると言われています。例えば沈弦の脈状の人は
腰が痛いとか、濇脈の人は風邪をひいてるとか
診ていきますが、西洋医学では考えられない診察法
ですね。
からだを四診によってみていく東洋医学は本当に
面白く自然医学だと思います。