2015年05月14日

七情の伝変

昨日のこころと身体は心が先と申しましたが

そのことについて追加と補足の説明です。

東洋医学では人間の様々な感情が五臓六腑に

影響すると考えていました.

思い過ぎれば脾を破り→くよくよと考えたり取り越し苦労は胃腸の働きを弱める。

怒りすぎれば肝をやぶる→イライラしたり、よく怒る人は肝臓が弱る

憂い、悲しみ過ぎると肺を破る→愚痴をよく言ったり、憂うと風邪を引きやすい

恐れ、驚きすぎると腎を破る→怖がりの人は腎を弱くしますよ

笑い過ぎると心を破る→あんまり笑い過ぎると心臓に負担がかかりますよ。

と言う意味の内容いわゆる内因が著されています。

でもこれはにわとりと卵の関係もあるとは思いますが

後にハンス・セリエのストレス学説にもつながっています。

現代流に言うと「気分が良いと言うのは、精神が安定している」

と言うことにもなるのかもしれませんね。

鍼灸経絡治療では、例えば脈をみて肝虚証という場合

難経69難にもとづき、肝経と腎経のツボを補うと本当に

不思議なくらいに脈が穏やかになり、気分も軽くなります。 14315649229850.jpg
posted by てるお鍼灸院 at 09:57 | Comment(0) | ◆ 鍼灸治療とは
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