鍼灸の経絡治療を行なう治療家にとって バイブルと言われる
書物に「難経」という紀元前に書かれた本がございます。
この書物は 当時の皇帝が名医に問答形式で書かれていますが
一難〜八十一難まで鍼灸治療の法則が詳しく述べられております。
実際 難しい漢文で書かれていますので漢和辞典などを駆使して
解読にチャレンジしていますが、これがなかなか難しいので解説書を
読みながら勉強しています。
この中の「難経69難」は特に有名で大切な法則が書かれています。
私の印象では 鍼灸の治療法則の本と言うより まさに人間が
大自然の中で行きて行く上でのなにか・・・・処世術があらわされている
ような感じも受けます。いずれにしても紀元前の書物でもこの時代に
マッチする人の身体の健康についての内容が書かれているので
非常に不思議な気持ちもしますが本当に東洋医学は 奥が深くて
すばらしいなあとつくづく思い、感じております。