東洋医学は病気を診ないで病人を診ると言われてきました。
現代医学は血液検査による数字やがCTやMRIなどに寄る画像診断方法が主になる思います。
4000年の歴史を持つ東洋医学は今のような検査機器がありませんでしたので
人の顔色や艶を見る事によって例えば青色の人は肝臓や赤い人は心臓の疾患を疑い
腹診(へそを中心にして心、肝、腎、肺などの圧痛を診る方法)や
脈診(左右の手首の脈を見比べてその脈の状態を診る方法)によって確めたりまた
その人の声を聞いて高い声か低い声かをきいたり、また臭いをかいで
どんな臭いがするかを例えば生臭いとか香ばしいとかの状態の時はどんな病があるか
を五臓六腑の状態を判断していたと言われてます。そして当然詳しく問診も
していたと思われます。良く韓流ドラマでも見られるシーンですね。
これを望聞問切と言って診断方法で四診と言われてます。
当然今のような検査機器がなかったので先ずは四診によって生きる病気か
死ぬ病気かを判断したと言われてます。これはある意味 人の気の状態を診ていたと思います
一方 健康な人を「平人」と言って季節の変化に応じた脈の状態
春は弦脈夏は洪脈秋は毛脈冬は石脈といって沈んでる脈の状態をしてる人を言いました。
ですからそこには当然 昔ながらの健康法がありました。
例えば腎虚の人は黒い食べもの(黒豆、黒ごま、ひじき、ワカメなど)食べたり
肝虚の人は緑黄色野菜や酢の物を食べるようにするなどを推奨していました。
漢方薬で八味丸という薬がありますが、この薬はもともと中高年の保健薬とされてました
ので予防薬とも言えますし葛根湯は風邪の初期の治療薬だと言えます。
現代でも色々な健康法が言われてますが、東洋医学は自然に生かされる医学と思います。
人それぞれ様々な生活様式の中でその人なりの健康法があると思いますが、
感謝を忘れず毎日を出来るだけ楽しく生きられれば良いと無思います。
基本は快食 快眠 快便プラス気持の持ちようが大切になるかもしれませんね。