2018年03月12日

季節によって脈の打ち方も変ります。

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東洋医学の面白いところは脈診で体の状態を

探ることだと思います。そもそも人間も動物

ですから四季の変化に伴い体の状態が変化する

と言われています。春は植物が冬の寒さを防ぐ

ために鎧った固い蕾から芽吹きを出すように

下から上に突き出すような脈→弦脈となり

夏は暑さに順応して活発に活動出来る様に

気血も最大限に巡らせるために洪水の脈のような

→洪脈となります。秋は夏の余韻を残しながらも

来るべき冬に備えて身体全体をセーブするために

表面に止まりつつ徐々に降下していく安定した脈

→毛脈となり、冬は寒さに耐えられるように極力

活動を抑えて水底に沈み込むような冬籠もりの脈

→石脈となります。(経絡治療212号より)

従って季節に応じた脈状を現わしていれば 良いと

思いますが、冬に夏の脈状を打っていたりすれば

病気の予後もあまり良くない状態になるかと思います。

ですから脈を季節の柔らかい状態にすることが治療の目的

という事になると思います。いわゆる脈作りが大切になります。
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posted by てるお鍼灸院 at 16:03 | ◆ 鍼灸治療とは