2017年06月07日

脈診で病を探る

14225844244632.jpg

季節の脈について簡単にご説明しましたが

今度は、患者さんの脈状を診る事によって

その方がどんな症状なのかを予測して問います。

例えば「沈弦の脈」を診たときには腰痛や

座骨神経痛になってることが多いです。

この場合脈が沈んでいてあたかも弦楽器の弦に

触れた様な脈の状態を言います。

また風邪のときには濇脈(しょくみゃく)という

脈状を表します。この脈は細く遅い脈で拍動が

なめらかではなくつまづく様な感じがあります。

このように症状によって様々な脈状を表します。

ですから東洋医学の脈診は脈拍を測るのでなく

脈の状態を見極めて治療をしていくやり方になります。

脈は正直にその人の状態を表していることになります。 14142899792130.jpg
posted by てるお鍼灸院 at 15:48 | ◆ 鍼灸治療とは